AGA治療薬はどこで処方してもらえる?
入手方法4つの違いと選び方
「薄毛が気になってきたけれど、AGAの薬はどこに頼めばいいのか分からない」。そう感じている方は少なくありません。結論から言うと、内服のAGA治療薬は処方箋医薬品なので、ドラッグストアや通販では買えません。医師の診察を受けたうえで処方してもらう必要があり、その受け方に選択肢があります。このページでは、入手方法4つの違いと、選ぶときに確認したい5つのポイントを整理します。
1. AGA治療薬の入手方法は大きく4つ
(1) 皮膚科・一般内科などに通院する
最も一般的な方法です。対面で医師の診察を受け、院内または院外の薬局で薬を受け取ります。頭皮を直接見てもらえるため、AGA以外の脱毛症(円形脱毛症、脂漏性皮膚炎による脱毛など)が疑われる場合にも適しています。一方で、平日日中に足を運ぶ必要があり、待ち時間もかかります。
(2) AGA専門クリニックに通院する
AGA治療を専門に扱う医療機関です。内服薬に加えて外用薬、注入治療、植毛など幅広い選択肢を持つところもあります。ただし治療メニューが多い分、費用の幅も大きくなります。契約前に総額と契約期間を必ず確認してください。
(3) オンライン診療を利用する
スマートフォンのビデオ通話で医師の診察を受け、薬を自宅に配送してもらう方法です。厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針」に沿って行われます。通院が不要で、待ち時間もなく、人に会わずに完結する点が特徴です。すでに薄毛の自覚があり、内服薬による治療を続けたい方に向いています。
ただしオンライン診療は画面越しの診察であるため、頭皮の状態を詳細に確認することには限界があります。急に広範囲が抜けた、地肌に炎症や強いかゆみがある、円形に抜けているといった場合は、対面での受診をおすすめします。
(4) 個人輸入・海外通販で買う ― おすすめしません
海外製の薬を個人輸入代行サイトなどで購入する方法です。安価に見えますが、厚生労働省は偽造医薬品による健康被害の可能性について繰り返し注意喚起しています。個人輸入した医薬品は日本国内で品質・有効性・安全性が確認されておらず、万一健康被害が生じても医薬品副作用被害救済制度の対象外です。また、医師による副作用や併用薬のチェックも受けられません。費用差以上のリスクがあるため、当院ではおすすめしていません。
2. 4つの入手方法の比較
| 皮膚科に通院 | AGA専門クリニック | オンライン診療 | 個人輸入 | |
|---|---|---|---|---|
| 医師の診察 | あり(対面) | あり(対面) | あり(ビデオ通話) | なし |
| 頭皮を直接診てもらえるか | できる | できる | 画面越しのみ | なし |
| 通院の手間 | 必要 | 必要 | 不要 | 不要 |
| 薬の品質 | 国内承認薬 | 医療機関による | 医療機関による | 確認されていない |
| 副作用被害救済制度 | 適応内なら対象 | 適応内なら対象 | 適応内なら対象 | 対象外 |
| 費用の分かりやすさ | 薬代+診察料+調剤料 | プランにより幅がある | 医療機関により差が大きい | 送料等が別途 |
※AGA治療はいずれの方法でも自由診療(保険適用外)です。上表は一般的な傾向を整理したもので、個々の医療機関の内容を示すものではありません。
3. オンライン診療を選ぶときの5つのチェックポイント
オンライン診療は医療機関ごとに料金体系も処方内容も異なります。申し込む前に、次の5点を確認しておくと後で困りません。
① 「総額」がいくらか
表示価格が薬代だけで、診察料・送料・システム利用料が別途かかる場合があります。薬代・診察料・送料をすべて含めて、月にいくら払うのかを確認してください。
② 処方される薬の成分名と製造販売元が書かれているか
「オリジナル処方」「当院独自の治療薬」といった表現だけで、何という成分の薬なのかが書かれていないことがあります。成分名(デュタステリド、フィナステリドなど)、含有量、製造販売元まで明示されているかを確認しましょう。
③ AGAの効能で承認された薬か、適応外使用か
同じ有効成分でも、AGA(男性型脱毛症)の効能・効果で承認された製剤と、別の疾患で承認された製剤があります。後者をAGA目的で使う場合は適応外使用となり、健康被害が生じても医薬品副作用被害救済制度の対象外になります。価格が安い場合、この違いが理由であることがあります。詳しくはデュタステリドの「ZA」と「AV」の違いで解説しています。
④ 定期購入の縛り・解約条件
「初回○円」の後に自動で定期契約に移行し、一定回数まで解約できない仕組みになっていることがあります。解約金の有無、いつまでに連絡すればよいか、自動継続か都度確認かを事前に確認してください。
⑤ 運営する医療機関名と医師名が確認できるか
オンライン診療は医療機関が行う医療行為です。運営する医療機関の名称、所在地、医師の氏名がサイト上で確認できることは、最低限の条件と考えてよいと思います。
4. よくある質問
Q. AGAの薬はドラッグストアで売っていますか?
A. 内服薬は売っていません。デュタステリド・フィナステリドは処方箋医薬品で、医師の処方が必要です。薬局で購入できるのは塗るタイプのミノキシジル外用薬(第1類医薬品)です。
Q. 保険は使えますか?
A. AGA治療は自由診療で、保険適用外です。医療機関により価格が異なるのはこのためです。
Q. どのくらい続ける必要がありますか?
A. AGA治療薬は進行を抑えることを目的とした薬で、飲み続けている間に効果が期待されるものです。一般に変化を判断するには数ヶ月以上かかるとされ、中止すると元の進行に戻っていきます。効果の感じ方には個人差があります。
Q. 副作用はありますか?
A. デュタステリドでは性欲減退、勃起機能不全、射精障害、肝機能障害、乳房障害などが報告されています。気になる症状が出た場合は服用を続けず、医師にご相談ください。また女性・小児・重度の肝機能障害がある方は服用できません。
Q. 家族に知られたくないのですが。
A. オンライン診療であれば通院の必要がなく、配送も中身の分からない梱包で行う医療機関が多くあります。梱包や差出人表記については、申し込み前に確認しておくと安心です。
5. 当院(あなたのおくすり相談窓口)の場合
参考として、当院の内容を事実ベースで記載します。当院は兵庫県神戸市の医療機関が運営するオンライン診療サービスで、AGA・ED・ダイエット(GLP-1)の3領域を扱っています。
- 診察: Zoomによるビデオ通話。通院不要。初診・再診とも診察料は0円です。
- 薬剤: 国内で承認されたデュタステリドカプセル0.5mg。以下2プランからお選びいただけます。
- ZA(AGA承認)プラン 3か月分12,000円(税込・月あたり4,000円) ― デュタステリドカプセル0.5mgZA「SN」。AGAの効能・効果で承認された製剤で、適応内使用のため副作用被害救済制度の対象内です。
- AV(同一成分)プラン 3か月分9,000円(税込・月あたり3,000円) ― デュタステリドカプセル0.5mgAV「トーワ」。有効成分は同一ですが前立腺肥大症で承認された製剤のため、AGA目的では適応外使用となり、救済制度の対象外です。
- 総額: 上記金額に薬代(90日分)・診察料・送料をすべて含みます。追加費用はありません。
- 継続: 自動継続ではありません。次回発送予定日の10日前に当院から継続のご意向を確認し、お支払いが確認できてから発送します。解約金はかかりません。
- 配送: 中身の分からない梱包でポスト投函。最短当日発送です。
診察の結果、処方が適当でないと医師が判断した場合は処方いたしません。その場合、料金はかかりません。